アセットアロケーションを決めるところからはじめます。

株式や債券に投資するには、知識・経験・資金力が不可欠です。それらを十分に満たした上で投資している個人はほとんどいないでしょう。資金にも限界があり、分散投資もままならず、リスクの多い投資になってしまいます。また、マーケットの動きに一喜一憂してしまい、感情に流された運用を行ってしまいがちです。

個人での限界を感じた時にはプロに運用を任せるのが一番です。そこで活用できるのが投資信託です。多くの投資家から小口のお金を集め、資金をひとつのファンドにしてプロの運用家(投資信託委託会社のファンドマネージャー)に管理・運用を任せ、分散投資によって得た収益を投資家に分配、還元するものです。

この投資信託には
・販売会社(銀行や証券会社・FPなど投資信託を売る窓口のことです)
・投資信託委託会社(ここに属するファンドマネージャーが運用を指図しています)
・信託銀行(資金を管理します)
以上の3者が関わっています。

投資信託にはいくつかの費用がかかるのですが、簡単に説明させていただきます。

購入するときには販売手数料がかかります。最近ではこの費用がかからない「ノーローファンド」も増えています。

信託報酬という費用もあります。信託財産の運用や管理業務に対する報酬です。

解約時に発生する信託財産保留金というものもあります。多くの投資家からお金を預かって運用しているわけですから、解約者が増えると他の投資家に迷惑がかかってしまいます。そのための迷惑料と考えることもできます。

最近の売れ筋は、毎月分配金が入ってくるものが上位を占めています。販売会社が売りやすく、投資家にとっては毎月利子が入ってくるようなお得感があり、両者の思惑が一致して売れているようです。が、はたしてそのファンドのお得感は正解なのでしょうか。分配をするたびに税金が20%(時限措置で現在10%)かかっていて運用効果も低下しています。全体を見渡して検討しなおすことが必要です。ご自分が買われたときの基準価格と現在の基準価格を比べてみてください。基準価格が明らかに下がっていれば要注意です。

目先の利益に惑わされず、しっかり見極める目が必要です