ライフイベント表の作成からはじめます。
今を遡ること数十年前、お小遣いをもらい始めたばかりの小学校低学年の私は嬉々として十円玉を握り締め、毎日のように店に走ったものでした。あんなに興奮して買い物をするという体験は、もう生涯味わえないでしょう。
あの頃は、宵越しの金をもたないというスタンスで何の支障もありませんでした。生活は全て親掛かりでしたから。計画とか、ましてや貯蓄など言葉さえ知らなかった懐かしい時代。
就職して給料をもらっても、天引き以外は何も考えずに使い切って呑気に過ごしていました。日本経済が成長著しい頃は、結婚後にそんな気楽な生き方をしていても、親の代わりに国や企業がある程度面倒見てくれて何とか人生のイベントや老後を乗り切れたんですね。
ライフプランニング表は、まさに人生の地図
ご存知のように、今や我が国経済は青息吐息、教育費は鰻登り、年金を受け取る年齢はあがっていくし寿命はのびる一方。おまけに人間はいつ病気や怪我に見舞われるかわからない。
ドライブをするとき、漠然とわかっている道筋も、地図を目にすることで見えてくるものがたくさんありますよね?途中にどんな店や障害、近道や高速道路、分岐点などがあるのか…。 ライフプランニング表は、まさに人生の地図なのです。表を描き、自らがこれから行く道を俯瞰的に見つめることで、まずいくつかの目標が決まり、予測される様々なことに前もって対処し、 自信と安心を手にしたうえで歩いていけるのです。

目標とは、あなたや家族の夢です。
経済的安定に支えられてこそ、夢を持ち、実現できるのです。(計画的な家計運営に支えられてこそ)
そしてまた、ライフプランを立てずになんとなく車を走らせて、車が故障してからお金がない、ガソリンもないとならないことです。
なんとなくわかっていただけたでしょうか?