老後における資金の計算からはじめます。

人生にかかる3大資金といえば、「子供の教育資金」「住宅資金」そして「老後資金」をいいます。
この3つの資金のうち、「教育資金」と「住宅資金」は現役時代の収入を得ている間に発生しますが、「老後資金」は会社からの収入が途切れた後に発生します。

「老後資金」はどのように準備すればいい?

それでは、「老後資金」はどのように準備すればいいのでしょう。
答えは、現役時代に準備すべき目標額をまず把握することです。
では、目標額はどのように設定すればいいのでしょう。

はじめに考えるのは、定年退職後に毎月いくらの生活費がかかるのかを計算してみます。子供も独立して、夫婦二人の場合、例えば一ヶ月に30万円使い、ご主人が先に亡くなり奥様がひとりになったときは、その70%の21万円とします。

あとはご夫婦のそれぞれの年齢から、「平均余命(現在生存されているそれぞれの年齢の人が平均で生きられる年数を平均余命といい、 平均寿命とは0歳児の平均余命をいう)」を計算すればはじきだすことができます。

定年後の必要な資金

ここでは仮に、ご主人の年齢を60歳、奥様の年齢を57歳として考えますと(60歳の男性の平均余命は22年、57歳女性の平均余命は32年)、
[1] 夫婦二人の生活費   30万円×12ヶ月×22年=7920万円
[2] 奥様一人期の生活費  21万円×12ヶ月×10年=2520万円
となり、1億440万円の生活費が定年退職後に必要になってきます。
驚きの数字ですね。

上記の例は1ヶ月30万円の生活費で設定しましたが、豊かな老後生活を送るための月々の生活費は38万円と言われています。平均余命まで生きるとすれば約1億3000万円の生活費が必要という計算になります。

リタイア後は、会社からの収入がなくなる代わりに公的年金が入ってきます。この年金収入は人によって違いますが、平均的なサラリーマンで7000万円弱となっています。

現役時代に準備する目標額

ご自身が思い描く将来の生活に必要な経費「老後資金」と「予想される年金収入」との差額を、現役時代に準備する目標額に設定すればいいのです。

例えば会社勤めの方が老後に1ヶ月30万円使う生活を目標に設定すると、約3000万円が必要となります。この3000万円から定年退職金を引いた金額が老後に備えて必要な資金、即ち「老後の生活資金」となるのです。

大切なことは、一日も早く計画的に資金準備を始めることです。