ソニー・ホンダEV連合
2022/03/12
「人が近づくと座席の位置や室温が好みに合わせて自動で調整される」
「行き先を告げるだけで目的地までの道が自動で案内される」
こんな、乗る人ごとに最適な環境を提供することを目指すEVを開発する共同出資会社がソニーとホンダによって今年中に設立されます。
米テスラが既に成功しているように、EVを売って終わりにするのではなくソフトウェアの追加・更新など課金サービスで稼ぐ仕組みを作り上げます。
技術やサービス、量産委託と共同開発など互いの長所を生かし短所を補い合って、異業種の提携を最大限に生かす。
過去には考えられなかった組み合せにワクワクします。
ホンダ創業者の本田宗一郎さんとソニー創業者の一人である井深大さんは、戦後の焼け野原の日本で町工場を世界に羽ばたかせた天才技術者ですが、失敗を恐れず果敢に挑戦するなど共通する点が多く、公私にわたり交友があったことで有名です。
二人は存命中に様々な技術の知識を交換し合いましたが、不思議にも互いの製品に取り入れることはなかったとのことです。
そんな関係を保ち続けた深い結びつきが数十年の時を経て縁を結んだことに感銘を受けます。