黄砂
2023/04/15
今年はせっかくの桜の季節もすっきりとした青空に恵まれることが少なかった気がします。
ちょうど3月から5月にかけて黄砂が飛来してくるのですが、その影響が年々大きくなってきています。
主に中国の黄土砂漠・ゴビ砂漠・タクラマカン砂漠に広がる黄土の砂粒が風によって、時として数千メートルの高さまで吹き上げられ大気中に広がるのですが、重いものは近くの地面の落ち、軽いものは日本にまで運ばれてくるようです。
風食や過放牧などにより砂漠化に拍車がかかり、この先も黄砂が減っていくということはないようです。
砂塵は航空機の視界を阻んだり、洗濯物などを汚したり、人々をアレルギーで苦しめたりします。
日本でさえこれだけの被害があるのですから、中国や韓国などへの悪影響はたいへんなものと思われます。
夏から秋にかけて植物は地面を覆い、冬は土壌の凍結や積雪などによって黄砂の発生が抑えられるようです。
6月になるまで、もうしばらく黄砂との戦いが続きそうです。