グライダー
2010/09/19
大学を卒業して以来初めて、グライダーで空を飛んできました。
体育会航空部現役の後輩達が、OBのための体験試乗会を企画してくれたのです。
木曽川下流域に学生航空連盟所有の滑空場があり、東海地域と関西地域の大学が共同で利用しています。
強度の強いナイロンの索(さく、早い話が紐状のナイロン)をグライダーに引っ掛け、高速ウインチで100kmの速さで巻き取ることによって一気に400mの高さまで浮上させるのです。最頂点で索をリリースし(切り離し)、あとは滑空します。
急加速させる凧揚げの要領と言えばご理解いただけるでしょうか。
凧は紐を切ると操縦不可能になりますが、プロペラがないグライダーは、高度を下げながら操縦桿とペダルを操作することで離陸地点に戻ります。
通常はせいぜい5分ほどの滞空時間なのですが、今回は運よく上昇気流に乗って740mの高度まで昇り、30分以上の飛行を楽しむことができました。
後ろが控えていて無理に降りなければ1時間は飛べたと思われます。
現役時代にも体験できなかった高度と滞空時間を味わい、有意義な休日となりました。
写真と動画は撮影しましたが、あの爽快感を皆様に伝えきれないことが残念です。
あの頃と変わらない合宿所の雰囲気と空からの眺めによって社会に出てからの垢が拭われ、改めて明日に向かっていこうと深呼吸しました。