花見小路
2024/09/29
三条から建仁寺まで、祇園を南北に貫くメインストリートが花見小路通です。
ごくたまに仕事で訪れることがあるのですが、一度ゆっくり歩いてみたいと思いつつ時が過ぎ、今回やっとその機会を得ました。
四条通から南のお茶屋街はもともと建仁寺の敷地であったのが、明治4年の遊女解放令にともなって京都府に返還され、その後、祇園甲部お茶屋組合が譲り受けて現在の街並みになったそうです。
南側は「歴史的景観保全修景地区」に指定されています。
そのため昔ながらの風情ある町屋が軒を連ね、京都ならではの奥ゆかしいはんなりとした景色に癒されます。
見た目は同じような町屋ですが、一軒一軒立ち止まって眺めると、お茶屋であったり、イタリアンレストランやフレンチ、和カフェなどがあって飽きることがありません。
その日は舞妓さんや芸妓さんに出会うことはなかったのですが、ひょっこりお茶屋さんから出てきそうです。
有名な寺社を訪ねるのも楽しいのですが、歩くだけでこんなに心が弾む通りはなかなかないと思います。
暑さもようやく和らいできた季節、皆様にもお勧めのスポットです。