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ダイヤモンドシンジケート

ダイヤモンドシンジケート

2011/11/19

昨日の日経新聞に、デ・ビアス社が取引拠点を現在のロンドンからボツワナに移すとありました。
世界のダイヤモンド取引のほとんどに拘わってきたというデ・ビアス。
しかし最近は産出国の影響力が高まり、取引量が3?4割程度まで落ち、今月英アングロ・アメリカン社の傘下に入りました。
一方、ボツワナはシェア16%のシェアを持ちロシアに次いで2位の産出量ですが、品質の良さから取引額では首位を誇っています。
デ・ビアス社はこれまでボツワナでの取引が事実上できませんでしたが、同国と組んで国内で採掘から流通までを一貫して手がけるようです。
南アフリカ共和国の北に接するボツワナは、嘗て日本の格付けを上回って話題になったこともある国です。
同国を含め豪・露・中など資源国が政治的発言力を強めている中、ダイヤモンドシンジケートまでが妥協を余儀なくされてしまったことに世界の勢力図の変化を感じざるを得ません。
欧州諸国に次々と火がつき始めている中、日本も対岸の火事ではすまされないでしょう。
以前読んだ服部真澄の「鷲の驕り」の中で、ダイヤモンドシンンジケートが世界のダイヤ市場を独占しているという件があり、今も記憶に残っています。
諸行無常、過去の延長に捉われない視点で将来を見つめていかなければ大やけどをしそうです。

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