若い頃、自分では身につけなかったのですが、心地よく感じていたフレグランスの香りに以前ほど関心を持てなくなってきました。
毎年この季節になると、我が家の玄関先まで漂ってくる金木犀の芳香が、実は３軒隣の道をはさんだ向かいの家からのものだったと、つい最近気付きました。
それほどの強い香りにもかかわらず、その日の気持ちを和らげてくれ、清々しささえ持っているのは、自然のなせる技だからでしょう。
人工的なものは時に興ざめしますが、自然がもたらしてくれるものはをかしがらせてくれます。
「違いがわかる男」になってきたということでしょうか。