聖徳太子と中山寺
2013/10/25
毎日通勤で利用するJR中山寺駅。
その北側には特に目立った施設はないのですが、最近きれいに整備され細々とした工事が続いています。
ある朝、工事車を数台停めて土を掘り起こしているなと改札口に向かいつつ眺め、その夜に降り立つと忽然と馬に乗った人物像が出現していました。
暗がりで碑を見ると、愛馬「黒駒」に乗った聖徳太子像と記されていました。
1400年前、太子は「紫雲たなびく山」を探し求めて、四天王寺と宝塚を行き来したそうです。
ようやく見つけた地に創建したのが日本最初の観音霊場とされる中山寺。
今では安産祈願の寺として有名です。
さてその太子像は、中山寺が中山寺駅北側の「駅前広場」の完成記念として寄贈したそうです。
台座を入れて4m、弓矢を持った太子が中山寺の方を向いて愛馬にまたがっています。
21日に除幕式があり、全体像を見ることができるようになりました。
これからは智の象徴であり、昔はお金の代名詞であった聖徳太子に見送られて仕事に向かうことになります。