90年代後半にスヌーピー号やポケモンジェットが空を飛んだときは、面白いと同時に見慣れない姿に違和感を覚えたものです。
時は流れ、今や乗り物のラッピングは当たり前の時代。
空をＡＮＡのスターウォーズが翔れば、レールの上では南海電車スターウォーズラピート号が走る。
車内も凝りに凝った山陽新幹線のエヴァ号は子供たちに大人気。
電車やバスなどのラッピングはすっかりお馴染みの光景になりました。
阪急電車宝塚線の手塚治虫作品や、神戸線のわたせせいぞうの画は、さりげなく沿線の紹介もしてくれていて、目の前に現れると気持ちを和ませてくれます。
大きな車体に描かれたラッピング技術の進歩に感心しつつ、視覚にもたらす効果に感じ入っています。
ここぞ、という勝負時に自分をラッピングできないものかと思わず想像してしまいます。