ヤマハリゾートつま恋
2016/09/10
たまの報奨旅行には「はいむるぶし」、毎年の社員旅行といえば、「合歓の郷」か「つま恋」が恒例なっており、今年もまたかと思ったものです。
「はいむるぶし」「合歓の郷」「キロロ」は既に他社に売却されましたが、1974年に開業して以来スポーツと音楽に場を提供し続けた大型施設、ヤマハリゾートつま恋がこの度閉鎖を決めました。
アマチュアのプロへの登竜門としてポプコンが開催された音楽の聖地。
中島みゆき、渡辺真知子、八神純子や世良公則など多くの著名なアーティストを世に送り出してきました。
140万平方メートルの敷地には大型ホテル、テニスコート、ゴルフコース、音楽ホールがあり、トレジャーハンティング、乗馬、スポーツカートや釣りなど様々な遊びを提案してきました。
ヤマハ発動機の社員だった頃は何度も訪れたため有難みが薄れていたものでしたが、なくなると知って改めてその価値に気付いた気がします。
他の施設と違って、私にとって「つま恋」は特別の思い入れがあります。
ヤマハ発動機に就職活動中、役員による最終面接会場がつま恋に指定されたのです。
遠方ではあるものの日帰りのつもりで臨んだところ、その場で全員宿泊するよう伝達がくだりました。
ならば、全員に内定が出るものと高を括っていたところが、半分が落とされるという結果でした。
グループ内で人事交流もあったリゾートですが、これで全てがヤマハの手から離れてしまいました。つま恋よ、お前もか。時の移ろいを強く感じたニュースでした。