新島会館
2017/02/27
ここ数年この時期に、学生時代のクラブの関係で新島会館を訪れています。
地下鉄丸太町駅で下車、御所の南側の丸太町通りを東に向かって歩き、角に沿って寺町通りを少し北に行ったところに位置しています。
校友会が会の100周年を記念して建てたもので、会議室や大ホールを擁し、披露宴なども可能な場所となっています。
会館の敷地はちょうど見ごろになっている椿の生垣によって仕切られ、片側に新島会館、もう片側には新島襄が妻、八重と暮らした屋敷が当時の面影のまま移設されています。
白を基調とした和洋折衷の瀟洒な建物は、当時としてはかなり「モダン」だったに違いなく、あの時代の京都を洋服で闊歩した八重さんの姿が目に浮かぶようです。
敷地に足を踏み入れると、紅梅と白梅が満開を迎えていました。
寒い中にも少しずつ感じる春の訪れですが、140年前の屋敷を前に佇んだためか、現代と古き時代が一体となった京都で感じる春はまた格別でした。