「夏が来れば思い出す、霧の中に浮かび上がるやさしい影、野の小路」
幼い日の早朝、クヌギの木にカブトムシやクワガタを求めてドキドキしたあの体験は、今の実家付近ではもう味わうことはできないのだと、真夏になるとノスタルジーに浸ります。
が、今回の豪雨被害の大きさを聞くほどに、そんな自然に囲まれて暮らすリスクを思い知ることになりました。
雨がこれほどまでに残酷な災いをもたらすことに、戦慄を覚えます。
例年より10日も早く梅雨が明け、一気に猛暑が列島を襲っています。
捜索も片付けも暑さに阻まれ、一層被害が深刻化しています。
被災された方々に改めて心よりお見舞い申し上げます。