朝ドラ「池田」
2019/02/08
「わたくし、生まれも育ちも大阪府池田市です」。
フーテンの寅さんのように情景豊かに口上を述べることはできませんが、関西を離れてセミナーや研修を行うときは必ずこのセリフで自己紹介を始めます。
池田市と聞いてピンとこない方には、ダイハツ本社がある所、小林一三記念館がある所等々、説明してきたのですが、安藤百福さん夫婦の物語がNHKの朝ドラとして放映されているので、説明の手間が省けそうです。
ドラマの舞台が池田市に移り、懐かしさや親近感を覚えながら毎日楽しく録画を見ています。
浮き沈みの激しい夫婦の道のりにハラハラするのですが、妻の母親役の松坂慶子さんの演技が秀逸です。
「愛の水中花」を歌っていた美しい姿が記憶に刻まれているのですが、彼女が扮する母は、常にネガティブで空気が読めない天邪鬼。
ちょっとイラッとさせられる役どころなのですが、憎み切れなくてつい笑ってしまうのです。
役者としての幅がグンと広がった感があります。
チキンラーメンも完成間近にきていて、じれながら見ています。
傍目にはいいのですが、できれば波乱万丈な人生は避けたいものです。