彼岸会
2019/03/17
春のお彼岸です。
彼岸とはサンスクリット語の波羅蜜多(パーラミター)の漢訳「到彼岸(とうひがん)」を略した言葉だと言われているそうです。
心身を悩ませ、乱し、煩わせ、汚すことだらけの此岸(しがん)から三途の川を挟んだ向こう側が煩悩を脱し悟りの境地に達した彼岸なのです。
太陽が真東から昇り真西に沈んでいく春分の日と秋分の日は、西にある浄土に最も近づく日なのでご先祖様への思いも通じやすくなると考えられ、お彼岸の墓参りが始まったのが平安時代の中頃と言われています。
世界中に広まっている仏教ですが、彼岸会は日本独自の風習なのだそうです。
お盆のようにご先祖様が帰ってくるという時期ではないのですが、お墓に行くことはかなわない人もご先祖様に思いを馳せ、心を通わせるよい機会ではないかと思います。