豊かな活き方
2020/09/12
私の前職同僚で、曲がったことは大嫌いで妥協が一切ないという海の男が、本人曰く左遷を重ねた末、昨年秋に早期退職をしました。
最後の勤務地である磐田から家族を故郷に返し、本人は天竜川畔で車上生活を始めました。
寒い冬を乗り越え、川で釣った魚や河原の植物で自給自足する元気な姿がFBやインスタにアップされ、陰ながら応援していました。
そんな彼が半年間の車上生活を終え、ある田舎に落ち着いて、山の一部を含めて1700坪の土地で畑を耕す生活を始めたのです。
その姿が先日報道番組の特集で紹介されていました。
他の移住者や地元の人たちとすっかり打ち解けて活き活きと過去や現在、そしてこれからの事を語る彼の姿に、なんと豊かな人生であることかと感じ入りました。
手に入れた100年を超える古民家は相当手を入れなければならないそうです。
とても住める状態ではなく、人を呼べるようになるまで2年ほど要するとのことです。
家族をたまに呼び寄せながらも、家の前で相変わらず単身車上生活を続けている彼をぶらりと訪ねてみたくなりました。