淡路島
2020/09/28
数十年前、一か月間の新人研修の後。
初任地の辞令を手にした人事部長のひと言は「君は海外だ」。
強い緊張が解け、目の前がばら色に染まった瞬間でした。
続いて出た部長の言葉は「淡路島だ」。
高速艇とフェリーでしか島を出る手段はなく、遊び場所も殆どなく、二十代前半の私には物足りない場所に感じました。
神戸で遊んでは最終便に乗り遅れ、朝4時過ぎの始発フェリーで戻ってそのまま仕事などということもありました。
先日久しぶりに訪れた島は隔世の感がありました。
橋で本州と四国が繋がれ、多くの観光スポットや大型商業施設があり、グルメスポットも数多くあります。
とはいえ、国道を外れると見覚えのある建物や風景が残っています。
あの頃は若すぎて分からなかったその素朴な佇まいに魅入られてしまいます。
パソナが東京本社の一部機能を淡路島に移転するとの報に接し、大変嬉しく思いました。
そういえば今の季節は鳴門の渦潮が大潮を迎えます。皆さんもGoToトラベルキャンペーンで是非訪れて、淡路の潮風に吹かれてみてください。