「半沢直樹」が高視聴率をたたき出して終了しました。

続編がないのを惜しむ声が多数とか。

言ってみれば水戸黄門的痛快連続番組なのですが、黄門様と大いに違うのはやり返す主人公が中堅サラリーマンで、印籠を持った側と戦うことでしょう。

政治に翻弄される民間企業。

上層部からの理不尽な要求に苦渋を味わい続ける人間たち。

裏で甘い汁を吸い続ける悪党共。

どこにでもある話だけれど、だからこそ実際には無理な勧善懲悪にすっきりするのでしょう。

ひとつずつ検証するとあり得ないことの連続だし、一度でも首が飛ぶようなことを何度も上司に言っているのですが、それをやっている半沢直樹にしばし現実を忘れてどっぷりはまってしまいます。

私も上司に物申す方でしたが、スケールが違います。

おそらく今はそうではないでしょうが、銀行の内幕も窺えて、組織に所属する人間が共感を覚えます。

そして、最後は正義が勝つ、そんな世の中であってほしいと思います。

朝ドラと大河ドラマくらいしか見ない私ですが、久々に楽しませていただきました。