大東市北条地区、人口の36%が高齢者であり人口減少が進む地域で、市と、市が出資している第三セクター「大東公民連携まちづくり事業(コーミン)」が連携し、「北条まちづくりプロジェクト」が進められています。
そのスタートアップ事業として行われたのが「morinekiプロジェクト」です。
築40年以上の市営住宅を解体して賃貸住宅を新築し、その住宅エリアに民間事業エリアと公園エリアを隣接させ、若者に魅力ある地域を完成させました。
この地域が活気づくことで、市全体が活性化していく狙いがあります。
民間事業エリアには北欧レストランや北欧風の雑貨、子育てママ向けアパレルを扱かう店など若者受けする洗練された店舗を誘致し、4月から7月まで4万人以上の人が訪れたと言います。
画一的になりがちな行政の事業に民間の息吹が吹き込むことによって成功を収めた例として今週火曜日の日経新聞の地方版に紹介されていました。
電子版を読んでいるので、思い入れのある静岡版も毎日チェックするのですが、全国の地方版で取り上げられていました。
国全体が少子化傾向にあり地方が衰退していく中、希望のもてるプロジェクトだなと思いました。
多くの地域がこのような新しい試みを成し遂げ、街の灯りが明るくなっていく端緒となってくれたらと思います。
因みにこの民間企業は私のお客様で、その社長は廃れ行くシャッター商店街を活性化させたいという夢をずっと持ち続けておられました。
本社を便利な大阪市内から移転までしてその夢を叶えられました。
このプロジェクトの行く末を見守っていきたいと思います。