土用の丑の日
2022/01/31
1月24日に「今日は土用の丑の日だよ」と人から聞いたとき、土用の丑の日は夏だろうと思わず突っ込んでしまったのですが、土用の丑の日というのは年に5、6回あったのです。
立春、立夏、立秋、立冬の前日までの約18日間が土用と呼ばれる期間で、その中の丑の日が全て土用の丑の日になります。
同じ季節に2回ある場合は、「一の丑」「二の丑」と呼ぶそうです。
冬に脂を蓄えて食べごろになる鰻が夏になると売れなくなり、鰻屋から相談を受けた平賀源内が「本日、土用の丑の日」というキャッチコピーを書いたのが夏に鰻を食べるきっかけになったと言われています。
万葉集の頃から鰻は夏バテによいと言われていたり、丑の日に「う」のつく食べ物を食べると病気をしないと信じられてもいたそうで、物知りの源内がそれを応用したのでしょう。
「土用の丑の日」は夏のみ。長年信じ切って疑わなかったことで、間違って思い込んでいることは結構あります。
謙虚に学んでいきたいと思います。