紅(黄)葉
2022/10/29
気温の高かった10月でしたが、今年も木々が色づく季節が到来しました。
秋に落ちる葉の色は、紅、黄、褐色に分かれます。
葉には元々緑と黄色の色素があり、落葉前に緑の色素が分解されるため、黄色が残って黄葉するそうです。
緑色の色素を分解しつつアントシアニンという赤い色素を作る植物は、紅葉します。
中学1年の理科で学んだきり、すっかり忘れていた光合成について説明しているYouTube動画を見ると、植物は光合成と呼吸を同時に行っていることを改めて思い起こしました。
太陽光が強い間は光合成が勝るのですが、秋になって光が弱くなると呼吸、つまり葉を維持するエネルギーのほうが強くなるため、落葉するのです。
因みに、関西に住んでいると鮮やかな赤の紅葉が当たり前のように思えますが、知人によると、北海道では生えている木の種類が違うため、殆どが黄葉になるのだそうです。
実に難しい自然の営みが規則正しく繰り返されて、私たち人間に感動を覚えさせてくれます。