鳥人間コンテスト
2011/08/21
久しぶりに「鳥人間コンテスト」を見ました。
私の学生時代にスタートした滑空機で競技を行うスポーツで、今では歴史ある大会となっています。
初めのころは飛距離を争うのみでしたが、何度も改定を重ね、面白い部門が増えていました。
各チームが飛ぶ前にエピソードが紹介され、「そういうチームなら是非頑張って欲しい」と思わせ、チーム目線で応援を楽しめる趣向です。
私は学生時代グライダーに乗っていたので、とりわけ力が入ります。
勝利にはチームワークが欠かせず、航空力学や製図など様々な勉強と実践が求められる上、最後はパイロットの技術と体力に全てを託す一発勝負の競技。
空と湖という大自然の中、こよなく美しい機体と並走するボートが繰り出す引き波。
現地に駆け付けたくなる迫力があります。
競技ですから、酷な結果もあります。さんざん苦労した結果がスタートと同時に失速、墜落という憂き目にあうことも。
しかし、彼らのチームワークと必死さは、見終わった後に清々しさを残してくれます。
圧巻は人力プロペラ機部門優勝の東北大学。
自らも被災しながら、自分たちの勝利を被災者の方々の希望へと繋ぎたい必死の思いで飛び立ちました。
スタートまもなく風に流され逆走しながらも見事立て直し、最後は両足をつりながらも、なお飛び続けてのフィニッシュに胸が熱くなりました。
チーム一丸となって全力で夢を追う。いいものを見せてもらって「ありがとう」です。