有限会社ライフプランニングサポート
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不思議な光景

不思議な光景

2011/10/15

先日、少し登り坂になった片側2車線道路で信号待ちをしていた時のことです。
私の左には商用車のバン、その後ろには客を乗せたタクシーが停車していました。
ブレーキが甘いのか、なんとバンがスルスルとバックを始めました。
運転手は何かに気を取られているようで、危ないぶつかる!と思った瞬間タクシーがクラクションを鳴らしました。
が、時既に遅しで軽い衝突音。
やっと事態に気付いたバンの運転手は車体を前方に進め、その処理をどうしたものかと迷っている様子ですが、なかなか降りてきません。
タクシーの方はどうするのかと、興味津々で眺めておりましたが、運転手は座席に座ったまま前方を睨み、携帯電話で何やら懸命に話をしており、後ろの乗客ふたりも落ち着いて座っています。
衝撃でボンネットが浮き上がっているというのに。
無関係のこちらの方がやきもきしてきたのですが、事態は一向に進展せず。
やがて信号が青に変わり、タクシー側からの反応がないため、躊躇した様子を見せながらもバンは走り去ってしまいました。
続いてタクシーも。
赤信号ひとつ分の短い出来事でしたが、秋の日のなんとも不思議な光景でした。
他人の疝気を頭痛に病むといえば大袈裟ですが、その後のことが気にかかります。

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