クリーニング
2011/11/05
この時期のぽかぽか陽気を小春日和といいますが、4日の堺市の最高気温は26.8度。
相応しくはありませんが、夏日といったほうがピッタリです。
例年なら暖房器具を出し始める時期に、車の中ではクーラーをかけている異常な気候です。
夏物をクリーニングに出そうとしていた矢先でしたが、まだ躊躇しています。
クリーニングといえば、今やドライが主流です。
洗剤を溶かした水の代わりに有機溶剤を使用するドライクリーニングは、1800年代前半にフランスで発明されました。
仕立て屋のジョリー・ボランという人が油ジミは油でとれるということを偶然発見し、考案したのが始まりだそうです。
わが国では明治39年(1906年)に白洋舎が発明した、とそのホームページに紹介されています。
皮脂などの汚れに強く、型崩れや縮みを防ぎ色落ちしない、風合いを守るなどの長所があり、家庭ではできない洗濯をしてくれています。
水は浸透性が強いため染料まで落としてしまったり、衣類を収縮させてしまうのだそうです。
一方で汗など水溶性の汚れには弱く、素材によってはドライの方が傷むようですので、洗濯にもそれなりに知識は持っておきたいものです。
プロはドライクリーニングの後、落とせなかった汗などの水溶性の汚れを水と洗剤で落としたりしているようです。
もっぱらクリーニング派で、毎日着るワイシャツも糊が適度にきいてパリッとしていないと満足しない私は、クリーニング=ドライと思い込んでいましたが、他にもランドリーやウェットクリーニングという方法もあることに改めて気付かされました。
ふとした思い付きで調べてみると結構勉強になり、身近なことでも意外と知らないことばかりで得した気分になりました。